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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

循環社会の実現に向け 廃車を解体しリサイクル
有限会社平康商会 代表取締役 平康春子

 
プロフィール 岡山県出身。夫である平康光朗氏が1960年代から解体業を始め、1997年に(有)平康商会を設立した。自身も子育てをしながら業務を行い、会社を盛り立てる。2代目が辞めた後、2024年に3代目の代表取締役に就任。現在は、自動車の解体業を主体としながら、産業廃棄物処分業や収集運搬業なども行う。自動車を余すところなくリサイクルすることで、持続可能な社会の実現に向けて大きな役割を果たしている。
 
 
 
自動車を廃車にする場合、一般的にオーナーが解体費用やリサイクル料金を払わなければいけない。なかなかの出費となるため、悩む人も多いだろう。そんなとき、有限会社平康商会に相談してみてはどうだろう。なんと、廃車予定の車でも買い取りをしてくれるという。そんな同社の平康春子代表取締役と坂口清人取締役に、事業の詳しい内容や新たな取り組み、今後の展望に至るまで熱く語ってもらった。
 
 
 

約60年の歴史がある自動車買い取り専門店

 
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インタビュアー 濱中治(野球解説者)
濱中 自動車買い取り専門店である有限会社平康商会で代表取締役を務める平康社長と、取締役の坂口さんにお話をうかがいます。会社はどれくらいの歴史があるんですか?
 
平康 私の夫である平康光朗が57年前に立ち上げた事業がもととなり、1997年3月に法人化して、今に至ります。
 
濱中 高度経済成長期から続けられてきた老舗なんですね。
 
平康 2024年に私が3代目の代表取締役に就任しました。
 
坂口 私はこれまで、コインパーキングの精算機や駅の行き先案内板などの電気設計の仕事をしていました。そんな折、平康から「新しい風を起こしてくれないか?」と要請をいただいたので、未知の業界への挑戦ではありましたが、この会社を盛り上げるべく、平康社長と同じタイミングで取締役に就任しました。
 
濱中 新しい業界に入る不安はありませんでしたか?
 
坂口 不安はあったものの、入ってみると、従業員の皆さんが本当に明るいですし、定時で帰れるなど労働環境も非常に良かったんです。何より、SDGsに貢献できるクリーンな事業だと実感でき、どんどん好きになりました。
 
平康 坂口は別の業界で培ったスキルや経験を活かし、新たな取り組みをたくさんしてくれているんですよ。